高度成長が進むASEAN各国では、日本と違い個人の与信情報を提供する専門機関がないことで、これまでローンやリースなどの審査は大変慎重にならざるを得ませんでした。そのような背景から新たな車両を購入することができないBOP層(貧困層)が大変多く、経年劣化した古い車両を使用するしか術がなく、排気ガスと騒音が深刻な社会問題になっていました。この様な事例は新興国各地で見られ、これまで抜本的な解決には程遠い状況でした。
私たちは、そのような問題を解決すべく、まずはフィリピンにおいてBOP層の足と言われる350万台普及する商用タクシーのTricycle(商用タクシー三輪車)に着目し、これまで多くのパートナーの皆様と提携し、事業化を実現いたしました。騒音や排気ガスの多い車両の代替として、新車の導入は新興国においては国を挙げてリプレイスが期待されています。
当社ではまず日本・フィリピン・カンボジアにて着実に実績を積み上げており、今後のアジア全域で、ファイナンスパートナー企業と連携した同様の事業を積極的に行ってまいります。